おやすみなさい。またあとで…

子育て、暮らしのあれこれ…

『絵本』から『幼年童話』へステップアップ!

娘の通う小学校では、進級すると『読書記録用紙』が配られます。固めのA3画用紙が二つ折りになっていて、その内側に記録用紙を糊付け各自読んだ本を記録していくというとってもアナログな(笑)読書記録です。

記録に内容は読んだ日付と本のタイトルのみ。感想などは一切書きません。一年生、二年生は一年で100冊読むのが目標となっています。

f:id:a10o:20200606081456j:image

(娘の読書記録↑)

去年は最後コロナ休校でうやむやになってしまったのですが、一応目標だった100冊を完読しました。図書館で借りたものと、家にある本と学校の図書室にある本を駆使して達成です。100冊に到達すると読書記録用紙の表紙である画用紙にハンコがもらえ、娘も大変喜んでいました。

二年生スタート!

今年も読書記録用紙を持ち帰ってきました。目標は100冊。しかし去年と違い、スタートが5月の最終週からと二か月も遅くなってしまいました。コロ休み中に読んだ本は記録できないので、そこが少し残念です……。

ですが、今年も娘と共に100冊目指して声掛けしていこうと思います。

『絵本』から『幼年童話』へ

さて、タイトルにもあるように娘は最近幼年童話を自分で読み始めました。幼年童話という言葉を私は最近知ったのですが、だいたい4、5歳から小学校3年生ぐらいまでの子どもたちが対象の書籍で、本格的な物語本よりも挿絵がたくさん入っているものを差すようです。

いわゆる児童書よりもすこし絵本寄り、という感じでしょうか。

幼稚園年長くらいから寝る前の絵本代わりに幼年童話を読み聞かせしてしてきましたが、とうとう娘自身が最初から最後まで読み通すことができるようになりました。

読むタイミングは風呂上がりのストレッチが終わり、あとは寝るだけとなった八時ごろから三十分くらい。寝る前にテレビやスマホなどを見ると興奮して眠れなくなるけれど、字の大きな幼年童話なら大丈夫でしょう!

どんなものが幼年童話?

最近娘が読んだもの、娘が大好きだった本を中心にご紹介します。

 

ありのフェルダ

ありのフェルダ (世界傑作童話シリーズ)

ありのフェルダ (世界傑作童話シリーズ)

 

作者が読み手に語り掛けてくるような優しい口語で書かれたわくわくするお話です。主人公のフェルダは黒ありで、あり以外の昆虫がたくさん出てきます。そして挿絵がまたカワイイのなんの!!調べてみるとヨーロッパでは大人気の幼年童話なんですって。こんな素敵なお話が2008年まで日本語訳されてなかったなんてなんてもったいないんでしょう。フェルダシリーズはこのほかに『とらわれのフェルダ』『ありづかのフェルダ』の全三部作です。

 

エルマーのぼうけん

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)
 

エルマーに関しては私が語らなくてもすでに多くの方が知っていると思いますが、少年少女がで出会う最初の冒険譚としてこれほど良いものはないんじゃないでしょうか。小さなリュックサックに詰め込んだ「一見役に立たなそうなもの」が、次々と出会う野生動物をかわすのに役立っていくのが面白い! こちらも全三作ですが、私はこの第一作目が一番好きです。

 

はじめてのキャンプ

はじめてのキャンプ (福音館創作童話シリーズ)

はじめてのキャンプ (福音館創作童話シリーズ)

 

Z会の読解問題として登場し、国語の教科書でもおすすめされているはじめてのキャンプ。娘はキャンプ大好きっこなので、これは絶対好きでしょ~~~と思って図書館で借りました。表紙の少女・なほちゃんが主人公です。小さいけれど頑張り屋さんななおほちゃんの頑張りがかわいらしい一冊。一ページに占める文字数が少なく、開いて「ウッ…」となりにくいので読書嫌いな子でもとっつきやすいと思います。林明子さんの絵にも心温まります。

 

一冊をどれくらいで読み切る?

娘の気分が乗る時と乗らない時とがあるので一概に言えないですが、一日で読み切る時もあれば三日ほどかけて読むときもあります。

ときどき「〇〇〇ってどういう意味?」と聞かれるので、娘が読んでいるそばに居て私は別のことをしていることも多いです。語彙が増えることを期待していますが、どうでしょうか(笑)

絵本は卒業……ということでもない

絵本はもう読まないのかというと、そうでもありません。幼年童話と織り交ぜて絵本も読んでいます。日本の昔話や落語などは絵本のほうがとっつきやすいですし、そもそも絵が素敵なのでそういった意味でも絵本にはたくさん触れさせたいと思っています。

最近読んだ絵本の中では

かえるをのんだととさん

かえるをのんだ ととさん―日本の昔話 (こどものとも絵本)

かえるをのんだ ととさん―日本の昔話 (こどものとも絵本)

  • 作者:日野 十成
  • 発売日: 2008/01/25
  • メディア: ハードカバー
 

これが抜群に面白かったです!!!超おすすめです。

この本は娘が一人で読んでいたのですが、読み終わって「これ面白かった~」と言って持ってきて、夫と私に読ませたんです。ストーリーが進むにつれて、え~~これ最後どうなるの~~とハラハラさせて、最後は思わず笑ってしまう展開が待っています。

調べてみると、こちらの本は最初は「こどものとも」という絵本より少しぺらぺらな月刊誌で発行された本のようです。2004年の1月号みたいです。よほど人気だったのか絵本化したんですね。これは納得の絵本化です。

 

100冊に向けて

これから学年末まで娘にたくさんいい本と出会わせてあげられるよう、素敵な本の発掘調査を続けていきたいと思います!

また紹介したくなる本と出会えたら記録しようと思います。