おやすみなさい。またあとで…

子育て、暮らしのあれこれ…

違いを見分けているのは、比べているということ

GWということで、動物園へ行ってきました。
こどもちゃれんじでゾウやライオン、キリンに興味津々!だったので、喜ぶかな?と。
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結果、キリンや猿に釘付けでした。しめしめ。
今回年間パスポートを買ったので、また近々連れていきたいと思います。
 
さて、動物園では、娘と同じくらいに生まれたらしい双子の黒ブタちゃんがいました。
二匹とも気持よさそうに寝ていたのですが、その檻には看板が付いていて、二匹の黒ブタちゃんの説明が載っていました。
 
Aぶたちゃん:足先だけ白い
Bぶたちゃん:足が全体的に白い、鼻先が少し白い
 
黒ブタちゃんでしたので、白い色が目立つからでしょうね。
きっと他にも二匹の違いはあるのでしょうが、一期一会の観光客にはこの情報だけで見分けられるということでした。
 

ブタさん以外にも…

私たちは普段似たようなものがあると違いを探します。
例えば同じ料理がのったお皿。
いちごが大きいケーキはどちら?肉が多く入っているカレーはどちら?
例えばスーパーで並んでいる商品。
安いのはどちら?多く入っているのはどちら?
それは私たちの好き嫌いや、損得によって取捨選択しているわけですよね。
 
子どもはそういうものとは違いますから、同じ月齢のお友だちと集まったときに、面と向かって違いを見つけようとしたりはしません。
子ども同士を比べるのはよくない。
兄弟(姉妹)同士で違いをつけるのはよくない。
分かりきったことです。
でも、やはり比べてしまいます。
だって、全く同じに見えたら我が子が見分けられないから!!
 

目・鼻・口・耳が大きい、小さい。
つり目、タレ目、一重、二重、黒目がち、茶色っぽい目。
背が高い、低い。
よく動く、おとなしい。
髪が多い、少ない。
よくしゃべる、あまりしゃべらない。
よく食べる、あまり食べない。
えとせとら、エトセトラ…。
見え易いところから、見え難いところまで。
あえてその話題を口にすることはないこともあるけれど、やはり比べてる。
夫に話してる。実母に話してる。保育士さんに相談してる。

「うちのこ、ちょっと、・・・」

気になっちゃいますよね。
私は気になります。
気にしたってしょうがないってわかってても、どうしようもないってわかってても、心配になります。
だって、親だもん。
毎日我が子とだけ過ごしてたら気づかないかもしれないけれど、そういうわけにいかない。
公園、ショッピングセンター、図書館、子ども広場、家の前、となりの家。
どこにだって、我が子と見比べる対象なんてたくさんいるんです。
もし親が他所の子と我が子との違いが分からなかったら大変なことですよね。
だから、違いを見分けているのは。
違いを見つけようと比べているのは、仕方のないことなのですよね。

 

みんな悩んでるんだな

先日、私がおもちゃの取り合いの件でめそめそ泣いてしまった日。
同じ月齢の子を持つママ友サークルのみんなにLINEで相談しました。
すると、出るわ出るわ「私も不安だよ」の声。
同じように喧嘩っ早い子を持つママさん。
喧嘩になると相手の子に噛み付いちゃう子を持つママさん。
よく食べるのに体重が全然増えなくて、平均の下のラインギリギリな子を持つママさん。
全く喧嘩ができなくて泣いて、おもちゃを譲ってしまう子を持つママさん。
一ヶ月早産で、寝返りも立っちもあんよも人より遅い発達具合の子を持つママさん。
それぞれが、ママ友サークルの他の子を見て「うちの子はあの子より◯◯…」と悩んでいたことがわかったのです。
でもそれは、悪いことではないと思います。
比べてしまう私が悪い…では、ない。
比べた結果、必要以上に落ち込む必要はない!!なんですよね。

落ち込まないのは難しい?

比べて、落ち込んだり、我が子を叱咤激励するのはよくない。
のは、わかる、けれども、落ち込まないのは難しいですよね。
私は難しいです。マイナス思考は生まれながらの私の個性です(威張ることじゃないですが)。

そんなときは、夫に一蹴してもらいましょう。
先述した「喧嘩っ早い子を持つママさん」はこんなエピソードを教えてくれて、それはとても素敵だったので、忘れないようにエッセンスだけ書き残しておきます。

そのママさんが喧嘩っ早いのが困るなぁ、と思っていると、隣にいた夫がしみじみとこう言ったそうです。
「この元気いっぱいなところが、いいところなんだよなぁ。」
その嬉しそうな顔を見たとき、ママさんはものすごくホッとしたそうです。
ぜひ、しみじみと、我が夫、そして実母や義母にもこんなことを言われたいなぁ、と思いました。

というわけで、落ち込んだら夫に「大丈夫だよ」って言ってもらいましょう!ということで。

 

先述した双子の黒ブタちゃん。
残念ながら角度が悪かったせいか、足元や鼻先がよく見えなかったので、見比べることはできませんでした。
折角の年間パスポートなので、次回は是非違いを見つけてこようと思います。