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子育て、暮らしのあれこれ…

【絵本】絵本で心の幼稚園準備

娘が2015年の9月から満3歳児保育に通うとなって「幼稚園」というものは何かを娘に少しでも伝えたいと考えていました。幼稚園に見学に行ったときには、たくさんの幼児がわらわらと遊具で遊んでいて、それに混じって遊んだ娘はいつの間にか幼稚園とは「お友達がいっぱいいる大きな公園」で、幼稚園で「ママと一緒に遊ぶ」ところだという間違った認識が芽生えてしまっていました。その誤解をなんとか解いておきたくて何度か話したのですが、ママと離れるのはイヤ!と言われるばかり。ここは娘の好きな絵本の力に頼るしかない!ということで、娘のために入園1ヶ月前に2冊購入しました。今日はその2冊の良さと娘の反応などをご紹介します。

幼稚園は楽しいところだよ

幼稚園はお友だちがいっぱいいて楽しいところだということはまず最初に娘に伝えたかったところです。怖いところじゃないよ、たくさん遊んでお給食食べてくるんだよ、と。なので娘の好きな動物の出てくる絵本で幼稚園に関する内容で楽しそうなもの。。。に引っかかったのがこちら。

ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本)

ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本)

 

名作中の名作、なのでしょうか。ぐるんぱというぞうがパン屋や靴屋など転職を繰り返して最後は自分にぴったりの仕事(幼稚園経営?)が見つかり、ぐるんぱも子どもたちも幸せになった〜という内容です。繰り返しが多くて、絵も可愛らしく、最後はハッピーエンドで終わるのがとてもいいです。娘も繰り返し読んで!とせがむ大好きな一冊。

私はこの絵本は娘を産んだあとに読んだのですが、出会いはもうちょっと前でした。自分の天職を見つけよう!という内容の本でした(タイトルなんだったかな…)。ぐるんぱは周りより一回りも二回りも大きいのでなかなか求められる仕事をできないで落ち込んでいたけれど、最後は今までやってきた仕事を生かして幼稚園経営という天職に巡り会える。だれでもそういう天職が必ずあって、仕事で悩んでいる人はまだその天職にたどり着いてないんだよ…という感じにこの絵本が紹介されていました。そういう点で子どもだけでなく大人もじわっとくるおすすめの一冊です。

お父さんお母さんと離れて過ごすんだよ

娘は「幼稚園でママと一緒に遊ぶ!」という誤解をしていたのでこの誤解をとくために、大人と離れて過ごしている様子とできれば登園風景がある絵本があるといいな、と思いヒットしたのがこちら。 

いってらっしゃーい いってきまーす (こどものとも絵本)

いってらっしゃーい いってきまーす (こどものとも絵本)

 

まさしく私が求めていたものがぎゅ!っと詰まった絵本でした。主人公のなおちゃんが女の子だったのも娘は親近感が湧いたようで、一時は寝る前に二回も三回も繰り返しせがまれました。林明子さんのイラストもとっても優しくて癒されます。内容は、保育園に通うなおちゃんが保育園にお父さんと行って別れ、保育園生活をし、お母さんが迎えに来て一緒に帰るという一日の様子を描いたものです。大人の腰から下しか描かれない挿絵が多く、子ども目線なのも新鮮でした。お父さんやお母さんと離れて過ごすんだよというのが、私が言葉でいうよりスッと娘の中に入っていき、幼稚園が始まった時には「娘ちゃんもなおちゃんと一緒でお友だちとたくさん遊んでおいでね」というと「うん!」と答えてくれました。

絵本はすごいなぁ

買ったのが8月で(娘の誕生日が8月なので親からのプレゼントの体で…)それから一ヶ月みっちり日中や寝る前などに読み聞かせました。ひらがなは読めないけれど、何度も繰り返し読み聞かせることで娘は暗唱して一人でページをめくりながら読むこともありました。ぐるんぱの「しょんぼり、しょんぼり、しょんぼり」とか、「わっしょわっしょ」、なおちゃんの「あーん、おじさんがおしちゃったぁ(歩行者信号のボタン)」などは生活の色んな場面で登場し、親子で笑って楽しめました。登園初日は少し泣いたけれどそれ以降は他の子に比べて泣かずにすんなり登園できたのも、もしかしたら心の準備ができてたからかな?なんて。

今年の春から年少さん。クラスが変わって先生が変わって、娘もちょっと身構えるかもしれません。また春休みになったら読み聞かせ強化週間をやってみようかな?他にもいい絵本があったら買い足してみようかな?など考えています。